よく見るとリズミカルに小さくなっている動画。
この曲を聴いた時、一番印象に残ったのはやっぱり
「タンッ、タンッ、タンッ、タンッ」という、あのリズム。
踊らせるならやっぱりこのリズムに合わせて何かしたいな、
ということで、0.99倍ずつリズミカルに縮めておきました。
手の上に乗せたいなぁとっていたし、
この曲のリズムだとミリメートルまで縮むのも分かっていたので
そういう意味ではサクサクと進む……んなら良かったんだけどなぁ。
動画冒頭は以前のと同じステージ、同じアングルで始めてます。
裏表みたいな感じで、あえて対にして始めようかなって。
ただ、周りの設置物はがらりと変えてます。
縮むのに車やビルと比べたって仕方ないもんね。
今回はちょこちょこモーションも付けてます。
と言ってもポーズ付けて補間部分にちょこちょこ足した程度ですが。
じわじわと距離が近くなるミクさんは……何でだろう、
なんかいつの間にか近くなってたんだよなぁ……。
何故なのかはミクさんに聞いといてください。
01:15辺りからは比較対象としてコーヒーサーバーを置いてます。
が、まじまじ見たことない人も多そう。まぁいっか。
リンレン揃って出すの珍しいかも。
途中、レン君がすっと立ち上がることで
「実は立ち姿と比べるとこんな小さい」と分かるようになってます。
……まぁまぁ小さいな。
02:30辺りになって
「どうにか手のひらに乗せたいな……」と思いつつ
そこに向けての展開にめちゃくちゃ悩んだ。
なんやかんや悩んだおかげで画面もぐっと賑やかに。
ほんの少しではありますが、ハクさんの足元の鍵盤も
ダンスモーションに合わせて軽く動かしてあります。
ただ、この時点で体重が1~2gぽっちしかなくて、
軽すぎて鍵盤を押せるのかめちゃくちゃ怪しい。
でも微かに押せてるって良いよね。
そして途中から押せなくなってると更に良い。
次の場面転換をどこにしたとしても、
このままだと間延びシーンができちゃう予感がしたので
03:05で思い切ってミクさんがスマホを手放すことに。
渡すモーションは付けたけど、
実は受け取るモーションが無いのは秘密。
そのまま立ち上がってぐわっと近づくの、
たぶん素でやっちゃうと思うんですけど
小さくなってる側からしたら恐怖でしかないんですよ。
というわけでカメラは寄りに。
その後もハクさんと一緒にカメラも縮む感じにして、
「傍目には小さくてかわいいだろうけど
本人の目線はこんなことになってるぞ」な感じにしてみました。
ハクさん目線だと何もかもがドンドン大きくなってるのよ。ふふふ。
で、満を持して手のひらへ。
このまま縮んでいくと指先でも足りるっぽかったので
ラストシーンはあんな感じになりました。
まばたきの時に片目が開きそうになるとこが地味な拘りポイント。
そういえば、動画では
ミク、リンレン、テト&GUMI、ゆかりさん、と登場していますが
実はこれやんわり年代順なんですよ。地味な拘りポイント。
5分で60fpsで、となると動画出力も長引くもので、
1回出力ボタンをぽちっとすると2時間くらいは持っていかれます。
出力後に曲の音量指定ミスに気付いてやり直しになったり、
描画順の設定ミスに気付いてやり直すことにしたり、
なんやかんや結構な回数 出力し直したけど私は元気です。
そういえば。
以前のは1.01倍を672回でしたが、今回は0.99倍を603回にしてます。
イントロ部分とかで変化してない分ちょっと控えめ。……控えめ?
おまけ……の前に、ちょっと裏話。
今回みたいに小刻みに小さくしていきたい、となると
400以上ものプロパティキーフレームを
手作業でぽちぽちと設定していかなきゃいけないので
それを自動でやってくれるMMMプラグインを作りました。
詳しくないので何とも言えない所ではあるのですが、
MMMプラグインからプロパティキーフレームを打つ時、
大きさの値を渡すことができず、1とされてしまいます。
じゃあ無理じゃん。
と思いきや、プロパティキーフレームを直接操作すれば
大きさの値に好きな値を代入することができます。
ただしこの場合、"既に存在する"のが大前提。
つまるところ、
「指定フレーム後に指定倍になる
プロパティキーフレームを打つプラグイン」よりも
「既に打ってあるプロパティキーフレームを
特定の法則に従って大きさを変えるものにするプラグイン」
……を作る方がちょこっとラクなことが分かったのです。
なのでそういうモードを作りました。
これなら別の曲でもリズミカルに縮められるじゃーん!
って思って色々してたら2ヵ月くらい経ってた。こわいわあ。
【2020/12/06 追記】
せっかくなのでパノラマ動画verも投稿しておきました。
ハクさん+見てるあなたがドンドン小さくなります。こちらからどうぞ。
重すぎてパノラマ用の調整まったくできてませんが、"おまけ"ということで。
というわけで、以下おまけです。クリックで拡大表示できます。
▲ たったの0.99倍、されど0.99倍。
半分の背丈になるのはあっという間。
▲ 抱きしめるとちょうど良さそうな辺りの背丈。
▲ 普通に出力するとこんな風にスマホ画面にも数値表示が出るので
実は数値表示なしverとありverで2回動画出力してます。
▲ こうして見ると、お人形撮影してるみたい。生きてるけど。
▲ 等身大の子の指と、縮んだ子の指の対比すき。
▲ ハクさんの物理演算だけ、この辺から重力加速度が4.9になってます。
髪の毛がちょっと浮き気味で動く。
▲ 縮むにつれて引きのアングルがしづらくなるジレンマ。
踊ってるのも見せたいし、引きのアングルも見せたいし。
▲ よってたかって。
▲ 実はレンくんの方を見てるんですよ、ここ。
▲ 最初はメロディラインを演奏させようかとも思ったんですが、
気力が持たなさそうなので見送りました。
▲ 実際にティーカップのフチに立ったらすごく怖そう。
足場は狭いし、片や高所、片や深い水場。
▲ 指を曲げてるのはこの方が安定したからです。
指先を見つめようとするとつい指が動いちゃいませんか…?