ドンドン大きくなるミクさんで「Hand in Hand」


よく見るとリズミカルに大きくなってる動画。
小さくなるのはこっちでどうぞ。


この曲を聴いた時、一番印象に残ったのはやっぱり
「タンッ、タンッ、タンッ、タンッ」という、あのリズム。

踊らせるならやっぱりこのリズムに合わせて何かしたいな、
曲の雰囲気的に何かこう少しずつ集まる高まる感じかな、
ということで、1.01倍ずつリズミカルに巨大化させてみました。

たかが1.01倍、されど1.01倍
積もり積もっていつの間にか元の背丈の2倍3倍になっちゃいます。
要所要所であえてカメラの動きを控えめにしているので、
よく見ると脈打つかのように巨大化していく様が分かるはず。

縮小か巨大化かでずーっと悩んでましたが、色々あって巨大化になりました。
もしまた機会があれば、縮小化させていって手の上とかに乗せたいですね。
……機会というか、気合というか。


00:00~01:13では横浜ランドマークタワー(296.33m)、
02:00~02:29と03:44~03:59では筑波サーキット
04:18~05:10では東京スカイツリー(634m)のMMDモデルを出してます。
……筑波サーキットを見るたびに
スペシャルサーキットだ」って思っちゃいます。逆やわ……。

途中、飛行機が飛んでいくような音が織り交ぜてあったので、
それならばとトム猫を飛ばしてみました。
ホーネットと合わさって02:15辺りのセガセガしさがすごい。

前にも同じように車走らせてやってたけど、
大きい人の下を素知らぬ顔で何かが通り抜けていくの好きなの。
人型巨大ロボが歩いてる下をパイロットが普通に歩くのとか。
(ゼノブレクロスのドール入手ムービー好き)

車に戦闘機にと揃ってたので、電車も置いてみました。
普段乗ってる人ならどれくらいの長さか大体知ってると思うし、
ミクさんの足と比べてみるのも一興です。
205系は1両の長さがおおよそ20mくらいだそうですよ。

人以外との比較ばかりで何か感覚が麻痺しちゃいそうだったので、
04:05で再びハクさんとの背丈比べを……比べられてないな。
ミクさんが大きい関係ですごく近くに居るように思えますが、
横のビルを見るとかなり離れてるはずです。はず。

04:26辺りでハクさんが立っている場所は、
位置的に東京スカイツリーの展望回廊(地上445m)です。
ここまで来るとミクさんがすごい勢いで巨大化していって、
あっという間にフレームアウトしちゃって服ばかり映る。
ちなみに動画の最後までこのアングルにしてると、
真正面にふとももが見えるようになります。

こんなに大きくなっても、1640mには届いてません。
もう1回同じように歌って踊って巨大化したら、
655494.59倍1035.68kmになって軽々超えますね。やったね。
……ていうか月の直径の1/4超えますね。すごいね。


そういえば、
00:53辺りのビデオカメラの画面にも大きさの表示が出てます。
あとハクさんの髪の毛も中途半端に見えちゃってます。
……非表示にできるはずなのですが、そこまで手が回りませんでした。
動画出力1回で軽く40~60分は持っていかれてたので、
こういうとこに後から気付くとぐぬぬってなりますね。ぐぬぬ……。

【2020/11/29 追記】
ちなみに、動画では1.01倍を672回やってます。
プロパティキーフレームの数はミクさんの分だけで1344個+1個。
……わーお……。


ちょっと話は変わりまして。

MMDやMMMでモーションを付ける時、
動きの始点と終点を入力して、中間部分は機械に補間してもらいます。
「手を開いた状態から、2秒かけて手を閉じた状態にしてね」
……といった感じの台本になっているわけです。

この仕様は踊ったり歩いたりする時にはとても便利な反面、
コマ送りっぽい動きをさせるのは少し大変になります。

で。MMMにおける大きさの変更も大体同じ仕様です。
今回の動画みたいに小刻みに大きさを変えたい時は、
ものすごい小刻みに大きさを入力しなければいけません。
……それはさすがにつらい。

というわけで目をつけたのが、MMMのプラグイン機能。
頑張って「大きさの変化モーションを自動入力するプラグイン」を作れば
ポチポチと地道な作業をしなくても良いのです。やったー!
でもこれ全然触れたことないC#じゃないですか、ひえー!

…………。なんやかんやの末に、付け焼刃の知識で
「選択されているプロパティキーフレームの大きさの値を、
 1フレーム後に1.01倍となるようなモーションを追加する」
というプラグインがどうにかできました。

でも正直、何倍にするのかMMM側から指定できるようにしときたかった。
反復回数と間隔も指定できるようにしたかった。
アクセサリが選ばれてた場合とかの例外処理も作るべきだった。
プラグイン側からフレームで指定して大きさ設定できないの地味につらい。
この環境で手早くデバッグする流れも体得しとくべきだった。
ていうかこういうのはC#の知識をもっと得てからやるべきだと思う。
…………。
そんなこんなで完成したのが、今回の動画です。長かった。

画面端の大きさ表示は今までと少し手法を変えて
「ミクさんのボーンのワールド変換座標」を見るようにさせてます。
(今までは大きさの値を手入力してそこから身長を計算させてた)
大きさが変わるとボーンの位置が大きさ分だけズレるので、
それを取得すれば大きさの値と同じになるだろう、という目論見です。
上手くいくのか謎でしたが、こちらはすんなりと上手くいきました。
むしろ何故この手を試してなかったんだろう……。