「エキサイティングビリヤード」の裏側

※かつてニコニコのブロマガに投稿した記事です。

ふしぎな ちからが くわわる! くわわる!」な静画。
(ブロマガ記事にも不思議な力が加わっているような…)
ビリヤード場セットは前から何かやってみたかったのですが、何も思いつかず…
(普通にビリヤードに使おうにもビリヤードのルール知らないし…)
グリグリしてれば思いつくかな、と大きさを変えてグリグリ視点を動かしてました。
1/32でボールの直径と同じになるから白玉を転がすのもアリかな、とか
1/65536だともうボールがボールに見えないや、ミクロンは無理かな、とか
1/64で玉乗りするのもアリかな、でも玉乗りは重心位置の調整が難しいかな、とか…

結局、1/4でサッカーする事になりました。

サッカーなんて言われても、サッカーボーイのソウルしか知らない私にできるのだろうか。
そう思いながら「シュート」で画像検索をかけてみます。
……………。
視点はボールに」「蹴る方の足は上げすぎない」「体を斜めに
とりあえず、この3点を気にかけてポーズを付ければ、それっぽく見えそうです。

それっぽくポーズ付けできたものの、髪がダラリしてるのと膝が曲がっているのが気になる。
物理演算をOFFにして、足のIKも思い切ってOFFに。頑張って手付けします。
スカートもちゃんとそれっぽく動かして…

…とまぁ、そんなこんなで投稿した静画が出来上がったわけです。
ポーズ付けながらモチベーションが勝手に補給されていく不思議な静画でした。



本題はここから。 ※本題以外は見たくないという方はここまで読み飛ばしてください

投稿した後、ちょっとこのコメントがティン!ときまして。
ミスする毎にサイズを半分にされて白玉を動かせない程小さくなったら負け
 っていうエキサイティングなルールですね、分かります。

これはフッヘッヘッヘ…
という事で、ナインボールのルールをWikipediaで調べてきました。
おおよそ次のようなルールになっているらしいです。
・9番のボールを落とせば勝ち
・ただし場に残っている最も数字が小さいボール(的球)を狙わなければいけない
・的球を落とせなかった場合は相手プレイヤーのターンになる
上手く立ち回れば相手に手出しさせずに遊べるのは神経衰弱を思い出しますね。

そして、以下の事をすると「ファウル」で、3回連続でやると負けになるようです。
・打って一番最初に、最も数字が小さいボール(的球)以外のボールに当たった
・白玉(手球)がどのボールにも当たらなかった
・手球が的球に当たったものの、他のボールにも隅の壁にも当たらず落ちもしなかった
・手球を落とした
・ボールに触った、自分が打つ時ではないのにキュー(棒)をボールに当てた
・手球を打った後、キューがまた手球や他のボールに触れてしまった
・テーブルの外にボールがホァイ(飛び出)した
・両足が地についていない

そして、ここに更に「ファウルしたらサイズを半分にする」を追加して考えてみると…
(キューの代わりに手足や背中でもOK、というご都合解釈でいきます)
・ファウルすると、1/1→1/2→1/4→1/8→1/16→1/32→1/64の順番で小さくなる
・1/2だとテーブルの高さより少し高いか低いか程度なのでやりづらい
・1/4でもうテーブルの上に乗ってしまう
・1/4で蹴った時にボールが飛び出してもファウル
・1/8で自分の頭よりボールの方が一回り大きくなり、蹴りにくい
・1/16でボールが自分の腰くらいの高さになり、もっと蹴りにくい
・1/16からは背中や肘打ちで打つ方がやりやすいかも
・1/32でついにボールよりも自分の身長の方が低くなる
・1/32でも手球が的球に当たらなかったり、他のボールや壁に当たらなければファウル
・1/32でも打った後にボールに接触したらファウル
・1/64でボールがまるでプレハブ小屋のような大きさになる
・1/64でもボールを転がすのはダメ、転がしても他のボールや壁に当たらなければファウル
・1/128でプレイ続行が不可能に(ボールが二階建ての家ぐらいの高さである為)
・1/256まで続くかは分からないが、少なくとも転がってきたボールが危ない

1回小さくなってしまうだけでも まったく違う視点になってしまう上に
さっきまで片手で軽々持てたボールがぐんぐん大きくなっていく…
実際はここに2乗3乗の法則があるので、思っている以上に頑張れるかもしれませんが
どんどん大きくなっていく周りについていけず、ミスを繰り返してしまいそうです。
これは…面白そう。すごく。

夢の中でも、バーチャルリアリティでもいいから、自分自身で体感してみたいものです。



【おまけ】静画のミクさんのポーズと位置をそのままに大きさだけ変えてみた

↑1/8スケール。なんとなく白いバランスボールにも見える・・・。

↑1/16スケール。10cmの小さな人間がビリヤードという不思議な光景。

↑1/32スケール。ゼルダとかに出てくる邪魔な大岩みたい。

↑1/64スケール。もうこの辺で降参してもいいんじゃないかな…

↑1/128スケール。12mmにもなるともう無理ゲーにしか見えません。