「地図に無い道」

静画説明文でも少し触れている通り、
流れ的には「地図に無い村」と似た系列です。
ハコの中に模型と人。

"村"の時も今回も、ハコと模型のサイズ差が最重要で、
それぞれの大きさに合わせて人を配置してます。
というわけで今回は1/1000になっております。
(……当人からしたらハタメイワクな話だ)


ゆかマキの二人は
これまでの静画の流れを汲んだ(脳内の)立ち位置に居ますが、
IAさんはいまだに何かが定まらなくて
過去の静画とは異なる動きを(脳内で)してます。

なんかこう、ゆかマキは帰り道で買い食いしてそうだけど、
ゆかIAは何も言わず聞かずで手を繋いで帰ってそう……。
ワイワイ型と無音触れ合い型……?


ところで、
今回の3人は全員、体重の設定が分かっていないので
1/1000になった時の体重を計算することができません。

が、もし仮に体重が54kgだった場合は0.054mgとなります。
元の体重の1/1000000000なので破天荒なまでに軽い。
ここまで軽いと誰かの指が横を通り過ぎるだけでも
すごいことになりそうで、ゾクゾクしますね。


以下、おまけ。クリックで拡大表示できるます。



▲ 背景とのギャップがすごいのに、
 この景色に少し慣れてしまっている自分が哀しい。

▲ 実はかなり浅い箱なんです。でも、箱の中の人にとっては……。

▲ IAさん立ち上がり差分。静画の方では膝立ちでした。

▲ マキさん視点と、ゆかりさん視点。視野角60。

▲ おまけのおまけで指。軽くホラーじみてる……。




更におまけ。
静画説明文を書いた時の勢いでできたもの。


「おはようございます、先輩」
「おはよ……う? ゆかゆか、どこここ?」
「見ての通りですよ」

「見ての通り……田んぼと森と、
 ……木の壁と、……時計塔かな、あと青い壁……」
「たぶん、あれはバインダーですね」
「バインダー?どこに?」
「先輩の言う『青い壁』ですよ、あれは事務所のバインダーです」
「……え?」

「……ビビって漏らさないでくださいよ、ほら、あっちの方に」
「…………。なにあれ、えっ……なんなの、あれ」
「IAさんです」
「いやいやいや、IAちゃんはあんな大きくないって」
「たしか155cmですもんね」
「いや、あきらか1kmはあるよ、大きすぎだって」

「じゃあ先輩、あんな大きなバインダーが実在すると思うんですか?」
「してるじゃん?」
「してますけど」

「私達が小さくなってるんですよ、今まさに」
「本当に?タチの悪いドッキリじゃなくて?」
「……ドッキリだとしたら予算がすごいことになってそうですね」
「……それもそうだね」

「え、じゃあIAちゃんが、私らを?」
「そうは見えませんけど……そもそも、私達のこと見えてなさそうですよ」
「めっちゃ見てるのに?」
「私達が小さすぎて気づいてないんですよ」
「それって、めっちゃ危なくない?」
「めちゃくちゃ危ないですね」

「おーーい、IAちゃーーん!!」
「…………ノーリアクションですね」
「あ、動いたよ!おー……おぉーーいっ!!」
「立ち上がっちゃいますね」
「ますね、じゃないよ!こっち見て!pose for the fans!」

「……お!手が伸びてきたよ、これは脈アリだね」
「っ!先輩、しゃがんで!」
「ええっ?なんでゃ……!?」

「これは……うーん、思ってたより揺れますね……」
「なっななっな、なんで揺れてるの」
「IAさんの手がほら、フタを掴んでるんですよ」
「それとこれがどうして!?」
「"あれだけ大きなものが動いてる"んですから、少しは揺れますよ」
「少し!?少し!?」
「……えぇっと、かなり揺れますよ」
「……そうだね!」

「……。……フタ、閉じられちゃった……」
「…………しまわれちゃいましたね」
「ど、どうするの、どうしたらいいの、ゆかゆか」
「どうしましょうね、本当……」

~おわり~