あの頃、メガドライブで走り回っていたソニックが、
見た事もないステージを持って帰ってきた。
私にとって「夢のつづき」とも言える作品。
公式サイトはこちら。トレーラー映像も見るといいぞ。ふっふっふ。
私がソニックと出会ったのはセガサターンのソニック ジャム。
メガドライブで発売された4作品をまとめたモノで、
いわゆるソニックコレクションのようなゲームでした。
収録されていたのは、1,2,3,&Kの4作品。あとソニックCDのOPとEDも。
当時はゲームに没頭する少年の如く遊んだものです。
特に好きだったのは3&K。
この2つは物理的にカセットを繋げることで
両作品のステージを一繋ぎに遊べるすごいシロモノ。
後々WiiのVCやSteamで何度も買ってるのは愛ゆえに。
今回ご紹介するSonic Maniaは、ソニックが好きなマニア達が、
ソニックを好きなマニア達に向けて作った作品。
とは言っても、難易度はホドホド、作りも丁寧なので
ソニックを知らない人にもホイッとコントローラーを渡せるシロモノです。
上記の1,2,3&K、それとソニックCDのステージから
いくつかが最新の技術で当時を再現して大復活&大改築。
「あぁうんうん、こういうステージだったわ」と走っていくと
「おいおいなんだこりゃ見たことねぇぞ!」な大改築がドドンと登場。
更に完全新規の「当時ありそうでなかった」なステージもガッチリと。
操作は超シンプル。使うのは十字パッドとボタンが1つだけ。
ボタンを押せばジャンプ、しゃがみながら押せばスピンダッシュ。
ジャンプ中にもう1回押せばキャラ固有のアクションも。
青い残像ことソニックは新しくドロップダッシュを覚えて帰ってきた。
ジャンプ後にボタンを押しなおして、そのまま着地すればシュバッとダッシュ。
あの頃のカッコイイ&かわいい感じもきっちり再現されててかわいい。
黄色くてかわいい子狐テイルスは今回ももちろん飛べる。泳げる。
ソニックを掴んで一緒に飛ぶのももちろんオッケー。
危ない場所を飛んでスルーできるのは初心者にありがたい。かわいい。
赤いハリモグラことナックルズもいつも通り滑空&壁登りができる。
その代わりジャンプがやや低く、ソニック達とは別ルートになりがち。
ちょっぴり高難易度な冒険がしたいなら彼。あと地味にかわいい。
「CD」のステージに「3」のギミックが混ざっていたり、
ソニックアドバンスのギミックがすんなり溶け込んでいたり、
ソニックスピンボールで見たモーションがしれっとあったり、
予想外のボス戦や、期待を裏切らないボス戦があったり、
さり気なく赤い車に「HORNET」とペイントしてあったり、
知っていると思わずニンマリする小ネタも満載。
要所要所で贅沢にポリゴンも使われていますが、どれもこれも
セガサターンを彷彿とさせるカクカクポリゴン。大好き。
当時めっちゃ驚いた背景の多重スクロールもしっかり再現、
背景の切り替えをする時に地形で背景が隠れるのもニクいポイント。
懐かしさ全開のオープニング映像もニクい。かわいい。
パラレルワールドで1996年くらいに発売されててもおかしくないほどに
「あの頃」を感じさせるのがとても嬉しい。ホントありがとう。
……というわけで以下、スクショをどうぞ。
▲ 操作はとってもシンプル。必要なのは走る勇気と止まる勇気。
▲ セガサターン、白。
ブラウン管再現モードは走査線だけでなく色の滲みもふんわり再現。
▲ お馴染みの飛行機トルネードもしっかり登場。
ゴーグルを付けてるテイルスがかわいい。
ちなみにテイルスでプレイするとソニックが操縦担当に。
▲ ここと言えばアレ、と思うギミックや敵がしっかり登場。
ケミカルプラントで溺れたあの日。今はもう溺れガボガボボ……
▲ しれっと2のステージに混ざる3の敵。
▲ 当時なかったけどありそうだったギミックも、
当時ありそうでなかった新規ステージも。
▲ あの人は今!?
▲ ACT1をクリアしたらそのままACT2へ。
この繋がってる感じが大好き。
▲ ブルースフィアもワイドスクリーンになって帰ってきた。
クリアするとメダルが貰えて、"その他"のとこにずらり。*1
集めたメダルの枚数でおまけのアレやコレが解放されていきます。
ちなみに発売当日は隙あらばこれやってました。本編が進まねぇ。
▲ 3&Kでは隠しコマンドで出せたサウンドテストもある。
(英語だと"D.A.Garden"表記。なんとも芸が細かい)
……さり気なく堂々と"禁断のアレ"もある。
▲ ケンカともだちペア。
▲ メガドライブのあの部分がタイトルロゴに変わる映像を見た時から
内心ちょっと「ずっとこの日を待っていた」のは秘密。
ノーマルエンドを見てスタッフロールを眺めていたら、
しっかりとドリカムの中村正人さんの名前が。なんとなく嬉しい。
*1:※ここの二枚目はわざとモザイクかけてます